I'll protect you.
第26章 お兄ちゃん
_______________________________________
________________________
____________
*カナside*
HRが終わってシンとコウは部活ジャージに着替えて各自、部活へと向かう。
体育館に行くコウと別れて、グラウンドへ行くシンと一緒に廊下を歩く。
F組前で俺は立ち止まってシンに声をかけた。
「部活頑張ってー。
家帰ってきたらLINEしてくれ」
「わかったー」
シンは部活の友達と合流して階段を降りていった。
暇になった俺は後ろの扉からF組を見渡す。
F組の教室を掃除している男子四人とユウを含めた女子三人。
イスを台にして一生懸命黒板を消しているユウに、ちょっかいを出す男×2
…なんだあいつら。
「藤宮!最近太ったんじゃねーの?」
「それ俺も思ってた!
マジ最近足太くなった!」
『えぇ!?嘘!?』
そう言って、ユウのわき腹をツンツンと啄く。
なにあの男共。
下心丸出しすぎて爆笑なんだけど。
まずさ、触りすぎ
「ユウ!
掃除まだ終わんないのー?」
俺の声に男二人が一斉に俺を見て、そそくさと掃除をやり始めた。
ふっ…ちょろいな。
『ごめん、カナ!
まだ黒板半分も終わってない!』
ユウは両手を顔の前で合わせて申し訳なさそうに俺を見た。
そして、不敵に笑った
んー…まさか…
『カナお兄ちゃん、手伝って♡』
ですよねー!
________________________
____________
*カナside*
HRが終わってシンとコウは部活ジャージに着替えて各自、部活へと向かう。
体育館に行くコウと別れて、グラウンドへ行くシンと一緒に廊下を歩く。
F組前で俺は立ち止まってシンに声をかけた。
「部活頑張ってー。
家帰ってきたらLINEしてくれ」
「わかったー」
シンは部活の友達と合流して階段を降りていった。
暇になった俺は後ろの扉からF組を見渡す。
F組の教室を掃除している男子四人とユウを含めた女子三人。
イスを台にして一生懸命黒板を消しているユウに、ちょっかいを出す男×2
…なんだあいつら。
「藤宮!最近太ったんじゃねーの?」
「それ俺も思ってた!
マジ最近足太くなった!」
『えぇ!?嘘!?』
そう言って、ユウのわき腹をツンツンと啄く。
なにあの男共。
下心丸出しすぎて爆笑なんだけど。
まずさ、触りすぎ
「ユウ!
掃除まだ終わんないのー?」
俺の声に男二人が一斉に俺を見て、そそくさと掃除をやり始めた。
ふっ…ちょろいな。
『ごめん、カナ!
まだ黒板半分も終わってない!』
ユウは両手を顔の前で合わせて申し訳なさそうに俺を見た。
そして、不敵に笑った
んー…まさか…
『カナお兄ちゃん、手伝って♡』
ですよねー!