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楓が総勢４人を率いて先頭を歩いた


──どこ行くー？なんて話をしながら歩いてる私達の後ろでカナが涼太を見て不思議そうな顔をしていた


｢…なぜ涼太がここにいる？

俺呼んだっけ？｣


呼んでもないのに当たり前のように付いてきた涼太


｢光輝の代わり！

心も部活で途中参加だろ？

女子の中に1人男子は可哀想だから同情して来てやった

ありがたく思えよー｣


そう言って、肘でカナを啄く涼太にカナは呆れていた


｢暇だったのね。

素直にそう言えよー｣


男二人が肘でツンツンと啄きあってる姿はなんか気持ち悪い


先頭を歩いていた楓がクルッと後ろを向いた


『みんなお昼ご飯食べたー？』


｢食べてなーい｣


『私もー』


楓は、ニッコリ笑って大きな看板を指さした



『じゃあ、みんなであそこに入ろ！？』



……アイスクリームの看板


ピンクのメルヘンチックなお店…



……ここは！！