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I'll protect you.

第30章 異変

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「シン様♡

数学の宿題見せてください♡」



「俺もやってない♡」



俺は自分の机で黙々と宿題をやっていると、隣の机を俺の机にくっつけて俺の宿題をガン見するコウ


そんなのも気にせず俺はひたすら問題を解いていたら、隣から覇気のない声が聞こえた



「シン……

なんで最近、一緒に飯食えないんだ…?」



「部活終わったら疲れて動けねーの」



「ふぅーん?」



「…お前こそ、未来の傷は癒えたのか?」



コウは少し寂しそうな顔をしたけど、すぐにいつもの明るいコウに戻った



「未来が言ってたことを探してみようかなって!」



……なんだこいつ


フラれた時はすんげぇ落ち込んでたくせによ……



「……頑張って」



俺は終わった宿題をコウに渡してミルクティーを飲んでいると後ろからファッション雑誌がドンと置かれた



「……またお前か

次はどれがいいの……」



『話早いよねー!さすが!

これなんだけどさー』



また、捕まった……



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