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I'll protect you.

第30章 異変



カナはテーブルにご飯を運びながら私に言った



「楓ってさ、何なの?」



『…急になに』



カナからの突然の質問に私は正直イライラモード


そんな私にカナは平然とした声色で聞いてくる



「明らかに怪しくない?

シンに対してさ♡」



どうせ、そのことだと思ってましたー


毎日、色んな人に楓とシン君のことを聞かれている私はモヤモヤとイライラが入り混じった何とも言えない感情と戦ってきた



楓からは何も言われていないし、


シン君が楓をどう思ってるかもわからない



……なにより




私がシン君のこと好きなのを楓は知っている




……取ったとか、取られたとかじゃないけど




教えてほしかったな……




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