
I'll protect you.
第30章 異変
『楓からシン君のことなにも聞いてないからわからないよ…』
「友達同士でそーゆう話ってしねーんだな」
カナは自分の席に座りながら、コウキ君が帰ってくるのを箸を持ちながら待っている
『……だって最近、
シン君のとこにばっか行って私達のとこにいないし……』
話したくても肝心の本人がいない
だから周りの人達は私にばっか聞いてきて正直嫌気が差す
あの二人付き合ってるの?とか
どっちからなのかな?とか……
そんな質問されても私にはわからないよ……
「それもそうだな」
カナは携帯をいじりながらどうってことないって感じだ
すると、玄関から勢い良くコウキ君が入って来た
「おい!シンって楓と付き合ってんの!!?」
