I'll protect you.
第7章 戸惑い
ただ道を宛もなく歩く
いつもの帰り道と変わらない
でもこの何気ない空間が心地良い
しばらく歩いて
カナが鞄を家に置いてきたいということで
カナの家に寄ることにした
「みんなちょっと待っててな!
30秒で戻ってくるから!」
そう言ってカナは走って家の中に入っていった
それと同時にシン君とコウキ君が家とは反対側に向かって走り出した
「ユウ!早くこっちこいって!
カナが戻ってくる前に隠れるぞ!」
…なんで!?
疑問に思いながらもコウキ君の後ろをついていった