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I'll protect you.

第32章 クマVSバカ3人+神




「頼む!!俺らを見捨てないで

お願い。助けて」



「夏休みに補習なんて……

頼むよ!俺らにはお前しかいないんだ…」



『お、お願いします!

もう自分では無理です…っ』



コウキ君、カナ、私の3人は帰ろうとして廊下を歩いているシン君の前に立ちはだかり、深々と頭を下げた



「…右から順に

前回のテストの最高点と最低点言ってって……」



すると、右にいたコウキ君が手をピシッとあげて元気良く聞きやすい大きな声で答えた



「C組 椎名 光輝

最高点は国語 42 最低点は数学 20 デッス!」



コウキ君に続いてカナも手を上げてハキハキと答えた


「同じくC組 橘 奏斗

最高点は国語 50 最低点は数学 25 です!」



私も流れに乗らなきゃ……!
私もしっかり腕を伸ばして二人を見習って大きな声を出した


『F組 藤宮 優

最高点は国語 47 最低点は数学 23 です……』



あれ?なんかみんなどっこいどっこいじゃない?


しかも…




「……どんぐりの背比べ。

全員数学かよ……」




そう、私達に共通するのは


得意とも言えない点数だけど国語が得意で

数学が赤点だということだ



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