I'll protect you.
第32章 クマVSバカ3人+神
「え……マジ…?」
「コウお前やったぞ!」
コウは正直な所半分諦めていたらしく、とれて80だと思っていたらしい
「ハッハッハ!!
俺だってやればできるんですよ!
ぷーさん!!!」
「「ぷーさん!!!ぷーさん!!!」」
この日の授業はぷーさんという単語が絶えなかった
残りはユウだけだ……
ユウのクラスは6時限目が数学のテスト返却時間らしく先にもらった俺達は何も言わずユウの点数が90点以上なのを祈るしかできなかった
F組でテストが返されてると思うとなんか落ち着かなくて時計ばかり気にしている2人
そんな二人が面白くて消しゴムのカスを二人に投げて暇を潰した
チャイムが鳴り、3人で教室を出てF組に行こうとすると、もう既にユウはC組の近くまで走ってきていた
「「「どうだった!?」」」
俺らがキモいくらいのハモリをしてユウに歩み寄るとユウは満面の笑みで答案用紙を差し出した
「「「97!!!?」」」
ユウはうんうんと何度も頷いて、その場でピョンピョン跳ねはじめた
「やったじゃん!
ぷーさんって言ってやったか!?」
俺がユウにそう言うとユウは親指を立ててキメ顔
俺らは嬉しさのあまり、3人でユウの頭をぐしゃぐしゃになるくらいに撫でた