
I'll protect you.
第35章 遊園地
「……どうしたのこの子
誘拐してきたの…?」
「メリーゴーランド3人で乗ってたのはビックリしたな」
メリーゴーランドを乗り終えた私達はカナとコウキ君がいる場所に戻ると、二人はあいちゃんを警戒しながら見ていた
「迷子なんだ。
お兄ちゃんと来てるらしいんだけどはぐれたみたいだ。」
シン君はあいちゃんを抱き抱えながら迷子センターへと歩いている。
「あいちゃん、喉乾いてない?」
カナはあいちゃんに気を利かせて、その遊園地限定のお子様用のジュースをあいちゃんに手渡した
『ありがとう!お兄さん大好き!』
その言葉にカナはもうお兄ちゃん心をくすぐられた。
「か、かわいい……」
カナはシン君からあいちゃんを取り上げて面倒を見始めた。
……この子、小さいのによく男の扱いをわかってる
まだ小さな子供に負けている危機感
