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I'll protect you.

第37章 独占欲






『いい加減にしなさいっ!!!!』




バンッ!と机を叩かれて、寝ていた俺は体を起こして母さんを見た。




『あんたは何の為にこの学校に来たの!?』




……何の為?



そんなの……




『来たからには、最後まで戦いなさい。

最後まで守りなさい。

どんなに批判されても、恥かいても

心は母さんの息子よ。

自慢の息子よ』




……母さんは強い




さすが、俺の自慢の母さんだ





「……母さんが母さんでよかった。

俺、絶対優だけは守り抜くから」




母さんにこんなこと言ったってなんにもならないけど、



なぜか母さんには言いたかったんだ。




『ユウちゃんにしっかり話なさい。

……母さん邪魔になるからもう帰るわね』



そう言って、少ない荷物をまとめて家を出ようとする母さんに俺はとっさに声をかけた




「母さん、ありがとう!」




もっと、気の利いた、母さんが感動するくらいいい言葉を言いたかったけど



”いつか”


胸を張って言える時までとっとくことにした





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