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その声にシン君が答えた


「カナ！遅くなったー！

こいつが喧嘩うってきてさー」


カナは私の親戚で
海のすぐ近くに住んでるからよく遊んでる。
カナは顔が女の子より可愛い。


「またコウとシン喧嘩したのー？

毎日飽きずによくやるよ

本当バカだよね！」


アハッと可愛く笑っているカナ
いくら可愛くても言うことには棘がある


「俺はバカじゃねぇよ！

シンがユウを独り占めするから！！」


一人でギャーギャー騒ぐコウキ君をよそに
シン君とカナは作業に取り掛かる


それを見たコウキ君はまた騒ぎ出す


「俺の話を無視するなぁぁぁ！！！」


するとうるさいコウキ君に痺れを切らしたカナが呆れたように言う


「いいから早く手伝えよ。

夏休み中に秘密基地作るんでしょ？

ちゃっちゃと作って遊ぼーぜー」


シン君も私も うんうん と頷いてカナの意見に賛同した