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I'll protect you.

第37章 独占欲

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「1年 日向 心と神崎 直人 Aチームへ」



「「はい」」



始まりは入学後、はじめての部活



「1年からAだってよ。

2年の奴5人もBに落とされたって」



俺は最初からレギュラーだった



「Aチーム集合」


全員がキャプテンを囲むように集まり、メンバー紹介が始まる。



「1年の日向 心です。

今日からよろしくお願いします」



一通り先輩方が一人一人自己紹介していくと、最後にキャプテンが あっ! と思い出したかの様に声を発した



「それと、もう1人Aチームがいるんだが……

怪我の治療中で練習には出られないんだ。

学校で会ったら1年の二人は挨拶しておくように」



「わかりました。

クラスと名前教えてもらえますか?」



「2年A組 藤宮 淳 だ。

挨拶しに行く時は必ず俺か副キャプテンに声をかけてくれ」


「……?わかりました。」



挨拶するだけなのに、キャプテンと副キャプテンを連れていかなきゃいけないなんて……



変な部活




その時の俺は何もわかっちゃいなかったんだ。



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