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I'll protect you.

第37章 独占欲



俺は翌日に、藤宮に挨拶をしようと2年生の校舎に行ったものの藤宮はいなくて



それから毎日2年A組に顔を出したけど藤宮は一度も学校には来なかった。







そんな日が毎日続いて、事件は起きた


─────…





〈 えふぐみ 〉






カナからのLINE



部活帰りで駅へと向かう俺とコウの携帯が同時に震えた




「……っ!!!」




俺とコウは一目散で学校へと戻り、



F組の教室まで走り抜けるとそこには窓から外を見ていたカナがいた。




「お前その顔……」



「呼び出してごめん」



悔しそうな顔で拳を握るカナにコウは、何度も励ますように背中を叩いた。




……それから



カナと涼太を殴った奴が優の義兄であることに気付くまでそう時間はかからなかった。



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