意地悪でHなお勉強
第8章 汚れていく私
プルルルルルプルルルルル
「ん…。」
「あれ…寝ちゃってたのか…」
プルルルルルプルルルルル
電話…………朋香だ。
「もし、もし?」
「あ、陽架梨ー?暇だったから電話してみたー!笑」
朋香…。偶然でも電話をかけてくれたことが嬉しかった。
…そう思っていたら自然と涙が出てきた。
「ふ…っふ…ぅっ…」
「陽架梨?!どしたの?!」
「ぐすっ…ううん…何でもないよ…ぐすっ」
弥竜のことは言いたくなかった。
「そっか…。何かあったら言ってよ?親友なんだから」
朋香…。ありがとう…っ
「うん…っ」
「今日は陽架梨、疲れてるみたいだし切るね?明日、学校でっ♪バイバイ!」
そうやって気を遣ってくれるところも大好きだ。
「うん。ばいばい。」