テキストサイズ

ショートラブストーリー

第2章 高橋

俺が働いてる店には毎日色んな客が来る。

忙しそうにしてたり、暇潰しに来てたり、ひとときの癒しを求めて来たりする人達。

そんな人に、一杯のコーヒーで笑顔を与えられたらサイコーに幸せになれる。

俺は“バリスタ”だから。



でも、現実はうまくいかない。




オフィス街に建ってる立地上、来る客の殆どが商談目的かオフィスで飲むためのテイクアウト。

目の前で笑顔を見せてくれる客はほんのわずかだ。

そのわずかの中でも、あの子はちょっと違ってた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ