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ショートラブストーリー

第9章 貴史

イケナイ事、ね。

確かに高校生とすれば褒められない事してるか。

俺が腰を動かすと、肩に置かれた美夜子の手に力が入る。

「あっ、あっ、はあぁん…っ!!」

美夜子がちょっとだけ前屈みになって、イクのを我慢してるのが分かる。

そういうの、バレてるって気付いてないんだろうな。

「イキたいんだろ!?…イケよ」

下腹部を触りながら、親指でクリを撫でる。

「~~~っ!やあぁっ!!駄目ぇ!!」

美夜子が俺の手の上に手を重ねて動きを封じた。

「…美夜子?」

「あたし、だけ、じゃ嫌だ…」

そんな台詞、息を上げて、涙浮かべて言うなよ!?

「…当然だろ」

一人だけイカせるかってーの!!

美夜子の腰を持って、打ち付けるスピードを早めた。

「はっ…あっ、あ、あぁっ!んっ!!ふぅっ!!」

「はぁ、はぁ、はっ…くっ…!!」

肌を打つ音と、ぬちゃくちゅっとした粘着質な音。

俺と美夜子の口から漏れる、言葉にならない声が部屋に溢れる。

「たかちゃん…!たかちゃん!!いっ…イク、イっちゃうっ!!」

「俺も…!!くっ…、イクぞ!!」

その途端、美夜子のナカがぎゅっと締まり、俺のモノを奥へ引っ張るような感覚に襲われた。

あまりの気持ちよさに、一気に放出してしまう。

荒く息をつきながら美夜子を見ると、眉根を寄せて、瞼をピクピク震わせていて…

イク時、こういう顔するんだ…。

思わず笑みが浮かんだ。


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