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ショートラブストーリー

第12章 瑛大(えいた)

「イキたい?」

俺の問いかけに、弱々しく首を振った。

「あっ、やっ…変になっちゃう!!」

俺の攻めでこんなに乱れてるんだと思うと、妙な興奮が湧いてくる。

美帆の手を恋人繋ぎで握りしめ、腰の動きのピッチを上げた。

「あんっ!!か、ちょ…っ!!」

肌の当たる音。

接合部をかき混ぜる、粘着質な音。

美帆のかすれたあえぎ声。

自分の吐息。

狭い部屋の中ですべてが高みに向かって響いていく。

「課長、やあっ!!あぁっ!!」

美帆の絶頂が近いのが分かる。

握った手に力を込めた。

「美帆、イク…イクぞ!!」

「あっ…あぁっ!!はあぁぁん!!!!」

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