テキストサイズ

ショートラブストーリー

第2章 高橋

俺の腕のなかでイっちゃった真由美ちゃんが愛しくて、ぎゅっと抱きしめて、髪を撫でて触れるだけのキスをした。

真由美ちゃんはまだイッた余韻が残ってるのか、俺にされるがままで…しかもトロンとした瞳で俺を見つめてる。

完全に誘ってる、よな。

「その顔反則」

ボソッと呟き、カウンターからティッシュを取ってきて横に置いた。

「…?」

「俺、あっち行ってるから…服、直して」

「え…あっ!!」

我にかえって慌ててる真由美ちゃんを残し、俺は厨房の奥に逃げ込んだ。

ヤバい!!調子に乗りすぎた!

流し台に手をかけ、前傾姿勢で下半身の波を抑え込んだ。

今日こんな事になるって分かってたらゴムくらい用意したのに!!

…ってゆうか、ゴムないから最後まで出来ないの分かっててあそこまでやっちゃったんだから、自業自得、だよねぇ…。

真由美ちゃんが可愛い過ぎるから止まんなくなっちゃったのもあるけど。

あーっ!!ホントに次こそ最後までお願いします!!


何とか勃起が治まって。

店に戻ると、真由美ちゃんはまだ頬を赤くしていた。

「大丈夫?落ち着いた?」

「は、はい。ありがとうございます」

「どういたしまして…ってのも変か」

誰のせいだよ…俺のせいだからな(笑)

お互いに照れ笑いを浮かべ、沈黙が生まれる。

あんまり長くここにいると色々思い出してヤバい!!

俺は帰り支度をして真由美ちゃんに声をかけた。

「遅くなっちゃったし…送るよ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ