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ショートラブストーリー

第1章 真由美

仕事が終わって、あたしは早足でカフェに向かった。

時計を見たらもうすぐ9時になりそう。

閉店何時だっけ?間に合うかな?

途中走り出したりして、あたしどれだけ必死なんだろ。


「……っ、ダメかぁー」


お店が見えて、思わず落胆の声をあげる。

窓にカーテン掛かってる。もうクローズしちゃったんだ。

上がった息を整えて看板を見上げる。


告白考えたら全然会えなくなっちゃったよ。
ダメだから諦めろって事なのかな


それでも…


「会いたいよ…っ」

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