まとまらないお話たち
第14章 14
「じゃ、私達は行くから。くれぐれも気を抜かないこと!」
「はぁい、リーダー」
横に居る男に睨みをきかせつつ片手で挙手。
リーダーの姿が消えると男はサッと私から離れ――
「待ちなさいよ」
ようとするところで、バックパックの垂れさがるベルトを掴んだ。
「探索をか弱いレディ独りで行かせるつもり? あんたどうせやることないんでしょ、手伝「じゃ、私達は行くから。くれぐれも気を抜かないこと!」
「はぁい、リーダー」
横に居る男に睨みをきかせつつ片手で挙手。
リーダーの姿が消えると男はサッと私から離れ――
「待ちなさいよ」
ようとするところで、バックパックの垂れさがるベルトを掴んだ。
「探索をか弱いレディ独りで行かせるつもり? あんたどうせやることないんでしょ、手伝いなさいよ」
「……なんで僕がそんなこと」
眉を寄せ明らかに嫌そうな顔をするこいつは、同じチーム隊員。
私達は言うならば植物の生態などを調べる学者で、今回はジャングルの奥地にあるという「ナハイサク」を発見・調査するためはるばる飛行機に乗ってこの地へやってきた。
……その間にこいつは飛行機の中で私の隣が嫌だからと一般人が座る席に移り(チーム行動だからまとまるのは仕方ない。嫌なのは一緒)道中話しかけても無言……と、数々の嫌がらせをしてきた。
この期に及んで抜け駆けを許すはずないでしょ。
「イヤなら仮病でもなんでも使って休めば良かったじゃない。悪いけど来た以上、ちゃんと働いてもらうからね」
腕を組んでそう言うと、隊員は長い溜息を吐き、
「……誰も今回の任務が嫌だと言ってないでしょう。僕はあなたと面子を揃えるのが嫌なだけです」
「!」
そ……そんなハッキリと言わなくても。
「な…っ~~」
悔しい。
思ったよりも心がダメージを受けたようで、何も言い返せない。
「……じゃ、僕は先に行ってますね」
隊員は片方の口端をあげ、勝ち誇った顔で私の横を過ぎる。
「えっ!?」
直後、驚いたように隊員が声を、あげた。
理由は――彼の腕を掴んだから。
ふふん……行かせる訳ないじゃない。
甘く見たわね、私を。
「な…なに……を……」
隊員の顔から余裕が消える。
その頬は紅潮し、額には汗が浮かぶ。
私は服の上から腕をつかんでいた手をそのままするすると下に動かし……直接、手に触れた。
「はぁい、リーダー」
横に居る男に睨みをきかせつつ片手で挙手。
リーダーの姿が消えると男はサッと私から離れ――
「待ちなさいよ」
ようとするところで、バックパックの垂れさがるベルトを掴んだ。
「探索をか弱いレディ独りで行かせるつもり? あんたどうせやることないんでしょ、手伝「じゃ、私達は行くから。くれぐれも気を抜かないこと!」
「はぁい、リーダー」
横に居る男に睨みをきかせつつ片手で挙手。
リーダーの姿が消えると男はサッと私から離れ――
「待ちなさいよ」
ようとするところで、バックパックの垂れさがるベルトを掴んだ。
「探索をか弱いレディ独りで行かせるつもり? あんたどうせやることないんでしょ、手伝いなさいよ」
「……なんで僕がそんなこと」
眉を寄せ明らかに嫌そうな顔をするこいつは、同じチーム隊員。
私達は言うならば植物の生態などを調べる学者で、今回はジャングルの奥地にあるという「ナハイサク」を発見・調査するためはるばる飛行機に乗ってこの地へやってきた。
……その間にこいつは飛行機の中で私の隣が嫌だからと一般人が座る席に移り(チーム行動だからまとまるのは仕方ない。嫌なのは一緒)道中話しかけても無言……と、数々の嫌がらせをしてきた。
この期に及んで抜け駆けを許すはずないでしょ。
「イヤなら仮病でもなんでも使って休めば良かったじゃない。悪いけど来た以上、ちゃんと働いてもらうからね」
腕を組んでそう言うと、隊員は長い溜息を吐き、
「……誰も今回の任務が嫌だと言ってないでしょう。僕はあなたと面子を揃えるのが嫌なだけです」
「!」
そ……そんなハッキリと言わなくても。
「な…っ~~」
悔しい。
思ったよりも心がダメージを受けたようで、何も言い返せない。
「……じゃ、僕は先に行ってますね」
隊員は片方の口端をあげ、勝ち誇った顔で私の横を過ぎる。
「えっ!?」
直後、驚いたように隊員が声を、あげた。
理由は――彼の腕を掴んだから。
ふふん……行かせる訳ないじゃない。
甘く見たわね、私を。
「な…なに……を……」
隊員の顔から余裕が消える。
その頬は紅潮し、額には汗が浮かぶ。
私は服の上から腕をつかんでいた手をそのままするすると下に動かし……直接、手に触れた。
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