テキストサイズ

まとまらないお話たち

第3章 3


「すみません、ちょっと不祥事があって遅れましたー」
生徒会室のドアをコンコンと叩いてから中へ入る。
すると、またも何人かの鋭い目が……ま、まぁ仕方ないけど。
だってこの書類がなければ話は始められなかった訳だし。
「ん。お前一人に任せて悪かったな。お疲れさん」
けれど芳本会長だけは唯一優しくしてくれる。
ああ、やっぱり素敵、カッコイイ…! 雲の上のような人だけれど。
「じゃあ早速、会議を始めようか」
何人かの生徒会メンバーの私に対する小言もなんのその。
会長の一言でその場は静まりみんな思考を切り替える。
一つ上の芳本先輩…会長には、中学部の時から救われてばかりだった。
高等部にあがって生徒会に入ってからは更に。
誰にでも優しいで有名なんだけど、なんでだか一時期女子に妬まれたこともあるけれど。
私自身は全然そういう気はなくて、ただお兄さんという風に見てる。
……そしてこの人との関係も出会いも、やっぱり私は半端なものだったんだよね。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ