崩れる音を聞きました…
第5章 手に入れる…
私は…アイアンを背中に隠し…リビングに入る…
「ちょっと…何時だと思ってるの?」
「遅かったな…何してたんだ?」
苛立ち…恋人の前で…子供を叱る…
「うるせーな…」
私は…持っていたアイアンを…
力いっぱい――――――
両親の頭に振り下ろした!
グシャ!
と…音と共に…床に倒れる父と母…
その光景に!驚く…愛人ども…
私はその二人にも…
フルスイングでアイアンを振り下ろした!
グシャ!グシャ!!
と…鈍い音と共に…頭を抱え…うずくまる…愛人達…
「う゛…う゛…なん…で」
頭を抱え…手を伸ばす父…
「なんで?…何でか…わからないのか?この状況…」
見下ろし…アイアンを振り下ろす!!
グチャ!!額から血が飛び散る…
「…愛人連れて…ノコノコ…馬鹿か…修羅場じゃねーか」
グシャ!!グシャ!!
倒れ込む大人に…力いっぱい…アイアンを振り下ろした!!
飛び散る血…
床は…血の海…
「ぅ…う……やめ…て…」
誰かが…呻く…
「…やめません」
グシャ!!グシャ
「俺は…関係…ない…」
グシャ!!グシャ!!
「関係ない訳ないじゃん…」
グシャ!!
カラン!!
アイアンを捨てる!!
床の四人は…ピクピクしていた…
顔面や後頭部を何度も殴りつけた…
女…どっちが母かも…解らない…
私は…キッチンから…包丁を取り出し…
四人の体に…グサ…グサ…と…突き立てた…
「…鶏肉に突き立ててる感覚だ…」
一応…首筋を狙って突き立てた…
動かない四人から…更に大量の血が…あふれた…
流れる血を見ながら…
男のポケットから…ライターを取り出し…
ソファに…火をつけた…
メラメラと燃える火の中で…
私は自分の下腹部に…
包丁を突き立てた!!
「う!!ああああああ!!」
激痛が走る……
火は…ソファから…カーテンに燃え広がり…
リビングを…火と…血の海にした…