テキストサイズ

リービングでマッチを片手で擦るベカラズ

第1章 次の日

啓二は映画と同じ紙のマッチこと『ブックマッチ』を探しにタバコ屋さんを渡り歩いた…。

が、需要が少ないらしく一向に見つからず終いである。

「かぁ~!! どこにもねーよ! どーすっかな~? 」

立ち尽くし啓二は独り思案に更けった。


「…ちょっと待てよ、箱のマッチならいっぱいある。箱のマッチを片手だけで擦る事の方が難易度が高そうだ。そしてそれを平然とやってのけたらトテツモなくクールな雰囲気が俺をナイスガイに仕立て上げるハズだ!!」

閃いた啓二は100円ショップで箱マッチを大量に買い込み、自宅へ直行で帰宅した。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ