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片想い

第18章 色に出にけり

俺の耳に入ってきた

透明感のある声とその和歌

引き込まれるように

彼女を見つめる。

彼女は教科書を片手に

俺を見つめながら繰り返す

ー色に出にけり我が恋はー

なんだろう

不思議と胸が締め付けられた。

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