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年下なんて関係ないっ!

第1章 出会い

さっきと同じ優しい手が私を掴んでいた。

「あ、あの、また、会えますかね?」

『え?いや、私には、ちょっと…』

美しい顔がじーっと私を見つめる。

『あ、会えると思います!ていうか、私が会いたい!』

うわっ。どうしよ。願望言っちゃったよ。

「僕もです」

にっこり微笑んで、彼が腕を離した。

「じゃあ、また」

『あ、はい。また。』

青年は満足したのか去って行った。

私はそのあと、ぽけーっと余韻に浸りながら、通勤した。

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