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年下なんて関係ないっ!

第3章 教育係

駅に止まり、新たに人が入ってきて、どんどん、奥の壁に押しやられる。

でも、今日はサラリーマンのカバンに当たったり、革靴に踏まれたりしない。

「…つっ」

『ちょ、戸塚、大丈夫?』

戸塚が壁になってくれていたからだ。

「俺の先輩するより、自分の心配してください。ブラウス、乱れてますよ。」

空いた手でブラウスを直してくれる。

『…ありがと』

いちいち、かっこいいんだよね。

「お色気大作戦ですか?そんなに俺に抱いて欲しかったんですか?昨日も物足りなさそうにしてましたもんね」

この一言が無ければ。

『違うわ!この変態!エロガキが!』

「先輩…」

戸塚は下を向くと、わざとらしく顔を左右に振った。

周りを見ると、私に視線が注目している。

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