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年下なんて関係ないっ!

第4章 まさかのライバル宣言

「もしもし、爽子?」

『もっしもーし!
爽子じゃなくて、松原紗江でぇーす!』

「あっ、松原さん。て、大丈夫?
相当、酔ってるみたいだけど…」

『大丈夫、大丈夫〜!
爽子、寝ちゃったから、お迎えお願いしまーす!』

「わ、わかりました!」


爽子は連れて帰られ、気づけば、あたしと咲田と部長と戸塚だけになっていた。

「そろそろ、お開きにするかぁ〜!咲田、帰るぞぉ〜!」

「私はぁ、春樹くんと帰りたいですぅ〜!部長に襲われそうだしぃ!」

「ダメだ、ダメ!俺のほうが家近いんだからぁ!
それに俺にはお前と同い年の娘がいるの!そんなこと、しませ〜ん!」

「咲田、部長に途中まで、送ってってもらえ」

「むぅ〜、春樹くんが言うならぁ〜!
帰りますよぉ〜、部長ぉ〜!」

2人を見送ろうと外にでる。

夜風が熱くなった頬に心地よい。

「そうだぁ〜!先輩!私、先輩には負けませんからぁ〜!」

そういうと、咲田は部長を連れ、帰っていった。

そこで、あたしの記憶は消えた。

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