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年下なんて関係ないっ!

第4章 まさかのライバル宣言

気づけば、あたしは誰かの背中におぶられていた。

『んー?誰?』

「記憶ないんすか?
先輩から、乗ってきたんですよ?」

『あれ?戸塚ぁ?戸塚かぁ…って戸塚!
やだやだ、下ろして!何されるかわかんない!』

「暴れないでくれます?変なことなんかしないし」

『…ん。わかった。信じる』

「…酔い覚めました?」

『…うん、だから、下ろしていいよ?重いでしょ?』

「いいです。乗っててください…ちょっと、重いですけど」

『はぁ?そういう時は、全然重くないよって言うんですよ?これ、常識!だいたい、そこまで重くないでしょ?』

「はいはい、じたばたしないで…もっかい、飲み直します?いい店、知ってますけど」

『ん。行きたい』


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