
もっとして♡
第6章 マジメ姉ちゃん
松「クスッ はいはい。」
「もう!笑わないで!!」
あたしがお弁当をあけようとしているとき、松本くんはクスクスと笑いながらもコンビニ袋からパンを取り出して食べ始めた。
そうしてお互いの自分のお昼を食べてたとき、いつの間にか笑うのを止めていた松本くんが口を開いた。
松「さっき、アイツに言っときました。もう彩さんに触れるなって。」
「えっ!?そ、そんなことしてケンカに…」
松「なりました」
ならなかったのか?と聞こうとする前に苦笑いを浮かべて答えた松本くん。
「そんなっ!言わなくて良かったのに。。。ごめんなさい、あたしの所為でケンカさせちゃって…」
あたしは申し訳なくなって自然と俯き加減になる。
松「そんな気にしないでください!てか、彩さんが謝ることないですし!俺が勝手にしたことですから。」
松本くんはそう言ってくれるけど、やっぱり申し訳なくなる。
「で、でも…」
いつの間にかお弁当を食べる手も止まっていた。
松「………彩さん、」
今まで喋ってたときの声と全く違う声を松本くんが出したから、不思議に思って俯いた顔をあげた。
ーチュ
…………へ、?
あたし何されてるの…?
上げた顔の目の前には松本くんの顔がアップであって、、
そう冷静に考えるもその間に何度も角度を変えてキスをしてくる松本くん。
チュッ、、チュッ、、
「んっ…」
松本くんにそんなことされても、昨日みたいな嫌悪感を感じることはなかった。
“あのこと”を思い出させるようなことも。
ーちゅっ、ちゅっ、
でも、流石にもう離してもらおう、
そう思って頭を動かそうとするも、
「んっ……!?」
いつの間にかガッチリと後頭部をホールドされて動かせなかった…。
「んんっ!…ちょっ、松、本…くん!」
キスをされ続けながらもなんとか出せた言葉。
松本くんの顔を見れば、あたしが何が言いたいかをわかってるようで、
よかった、やっと離してもらえる。
そう思ったのに……
「ねぇ、、まつもっんんんっ…!!?」
あたしが開けた口に松本の舌が差し込まれた。
