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もっとして♡

第1章 最高で最低な彼

でも、とりあえず朝ごはん。

あたしは顔を洗ってリビングへ向かった。

ガチャ

「お母さん、おはよ」

母「あら!今日は早いのね!」

お母さんが机におかずを並べながら言った。

デートだから早く起きちゃったんだよね〜

「まぁね。ってか、お母さん今日、何かあるの?」

お母さんの服が会社へ行く時のスーツじゃなくて、いつもと違うちょっとオシャレな服装だったから…

母「何って凛、昨日言ったじゃない!今日はお母さんの再婚相手とお食事だって!」

「…」

えっ?
今、なんて言った?

何か、再婚とか何とか聞こえたような…

「えぇーー‼‼さ、再婚ー‼?」

母「朝からうるさいわねぇ」

「さ、再婚っていつしたの!?」

母「昨日よ」

「昨日!!!?そんな事一言も言ってなかったじゃない‼‼」

母「あら?そうだったかしら?」

「そうだったかしら?じゃないよ‼‼だいたいそう言う事は、お互いの家族と食事たら何たら会ってからじゃないの!??」

母「だから、今日会うんじゃない!」

「それも聞いてないよ!!!」

母「それはしっかり、昨日に言ったわ。凛がスマホに夢中だったからでしょ?」

う"っ…

昨日、蓮とのLINEに夢中になってて、お母さんの話なんて聞いてなかった…

「で、でもっ‼今日は彼氏と約束が…」

そう。連とのデートはどうなるの!?

母「それは延期にしなさい。また今度でいいじゃない」

「そ、そんなのヤダよ‼‼」

だって、今日はクリスマス。
大好きな人と過ごしたい…

母「じゃあ、食事とか全部終わってからにしなさい」

「…はーい…」

あたしは落ち込みながら席についた。

だって、今日1日ずっと蓮といられると思ってたのに…

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