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もっとして♡

第3章 淫乱家庭教師♡

爽side


訳が………分からなかった……。


春さんに好きな人がいるって知って嫉妬した俺は、聞いても言いたくないって言った春さんに少し意地悪した。

そしたら顔を真っ赤にして、しまいには俺のシャツを掴んできた。

それが可愛くて可愛くて……春さんにこんな顔をさせる男に嫉妬した。

なのに、急にキスされて、訳がわからないまま告白……された。

俺の頭の中はパニック状態。

冗談だと思ったら口に出てたみたいで、春さんは嘘じゃないと言った。

……………もしかして夢?

あれ、俺の中の妄想か?これ。

いや、ただ単に頭が逝っちゃっただけか?

だってあの春さんが俺に告るなんてありえないでしょ。

春「…………な、んてね。嘘よ嘘。ドッキリだったの!!……だから……今の忘れて。」

突然春さんが俺から離れてそんな事を言った。

顔は俯いたままでよく見えない。

春「い、まの…無かった事に……してくれて…ッ…いいから…ッ…」

喋ってる時、どことなく泣くのを我慢しながら言っているように思えた。

俺の感じ取ったことは正解で………

ポタッ…ポタッ…

春さんの目から涙がこぼれ落ちた。

それを春さんは腕や手で覆って隠そうとした。

が、それを俺は止めて春さんの目を見て聞いた。

爽「……何で……泣いてるの…」

春「ック…だ…って…ッ…爽くん…何も…ッ…言わないからッ…イヤ…だったんでしょ?…あたしが…告ったことッ…」

その言葉を聞いた瞬間、

ギュッ

俺は春さんを抱きしめた。

もう、妄想でも夢でも頭が逝っちゃっててもいいっ!!!

どうにでもなれ!!

俺は春さんが好きなんだから!!!


春「!?!?…そ、そう…くん…?」

爽「……好きだよ。春。」

春「ッ…////」

ギュッ

俺の言葉に返事をするかのように春さんも俺の背中に手を回して抱きしめてくれた。

そして、俺たちはしばらくの間抱きしめ合っていた。

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