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甘いキスを永遠にー番外編ー

第2章 春の運動会

思いの外、元哉は速い。


しなやかな長い足でどんどん縮める。


盛り上がる、観客。



「元哉〜あ!行け〜っ‼︎」



私は自然と声を上げていた。


トラック中ほど、丁度私の前で抜かした。


よっし!


「きゃあっ〜‼︎」


周りの歓声が更に嬉しくなった。



元哉は気持ち良く一番でテープを切った。


「やったあ!」


何故か隣の奥さんと手を取り合い喜んでいる私だった。

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