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22歳の僕

第1章 21歳の僕

「また…だめか」
何度見ても自分の受験番号はなかった。落ちた…
目の前が真っ白になった。よく本で読んだこの言葉…ってこの事だったのか…
家に帰り僕は両親に告げた。父親は煙草を吸いながら「大学だけが人生じゃない。きっと別の道がある」その他にも、父は僕を励まそうと言葉をかけていただろうが、よく覚えていない。
母は「少し考えてみたら?」とその一言だった。恐らく決めるのは自分自信なんだといったところだと思う。
高校生になった時に、大学にいかないと働き口がないと、漠然と思っていた。にも関わらず僕は将来をすべて奪われた気がしていた。
僕は「これから自分はどうしたら良いんだろう…」

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