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受験に失敗した後、僕は仕事を探した。当時の僕はとりたて何に興味があるかなんてわからなかった。
そんな僕が選んだのは、ゲームセンター。歩いて徒歩10分程度で通える場所。周りからみたら何も考えてないと思うだろう。正にそのとおり何も考えてなかった。
大学受験に失敗したものの面接では何を話せば良いかなんとなくわかっていた。例えば志望動機、この仕事に魅了を感じる表現を並べればいいだろう。僕は仮面をかぶり演技者となった。面接は、すんなり合格した。要因としては僕の年齢と時間帯を問わず働ける、演技はその次といったところだろう。
出勤初日になり職場の人間と顔合わせをした。

その職場のスタッフは男性店長、女性スタッフ5名。