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アリスは犯される

第3章 森の中


相変わらず指から血は出ていて、どうすれば良いかわからない。

「アリス」

「!?」

上の方から声がした。

「あのっ……私アリスじゃ…それに私ウサギ追いかけていて…」

もう見渡すとウサギはいない。

ため息がでる。

「ふん。ウサギなど知らん。それより…その花、トゲがささったようだな?」

草の上に乗った彼は煙草をフーッと吐き出し、聞いてきた。

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