
秘密のカップル
第10章 明流の腕の中に。
ガタンっ…
梨華「はっ…ん…」
だかれているのは、弘樹じゃない。
弘樹じゃない身体。
罪悪感だけが湧いてくる中、それでも素直に感じる私の体。
ビクビクと、
感じては、身体が跳ね上がり、
梨華「んぁっ…ん…!ンンっ…」
喘ぎ声をあげる。
なんて愚かなんだろう。
私は、なんてバカなんだろう。
優しい明流の手の動き。
触り方。
それは嬉しいんだけど…
明流「梨華っ…」
梨華「ん、やぁ…っ!んんっ」
重なる唇。
触れる舌。
呼ばれる名前。
嫌がっても、無駄なの。
だかれるしかない。
そう思って、
梨華「ねぇ、弘樹より刺激がないんだけど?」
意地悪をして、相手にのった。
