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禁断兄妹

第7章 二回目の絶頂


たっぷりと愛液を絡めた指がぬるりと動いて
花びらをめくるように
静かに花芯を探り始める。


「‥‥んンッ‥‥ッ」


再び始まったお兄ちゃんの責め
もう
逃げられない

頭を垂れた私の顎にお兄ちゃんの左手がかかって
顔を上げさせられる。


「や‥‥っ」


お兄ちゃんは覆い被さるようにしていた身体を右にずらして
熱に浮かされたような表情で
私の瞳を覗き込む。

淫らに絡んだ
二つの視線


「‥‥そんなに睨むなよ‥‥」


お兄ちゃんの綺麗な形の眉が
ふっと寄せられた。

花弁を指先で軽くなぞりながら
目を細めて私を見つめる。


「俺が、憎い‥‥?」


乱れた長い前髪の奥の
切れ長の瞳

目を細めて苦笑いする顔
大好きだった

そのお兄ちゃんの顔が
涙で滲んで
見えなくなっていく。

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