禁断兄妹
第7章 二回目の絶頂
熱い息を吐きながら唇を離したお兄ちゃんが
私のあそこに手を伸ばす。
そこはまるで水をかけたかのようにびしょびしょに濡れていて
太ももやお尻のほうまで
溢れた愛液にまみれていた。
「こんなに‥‥っ」
悔しそうな声
お兄ちゃんは身体を起こすと立ち膝になって
私の両膝裏に手を当てた。
力が入らなくてだらりとしている私の両足を
体育座りのように折り畳むと
そのまま横へ押し広げる。
「あッ‥‥いや‥‥っ‥‥!」
「こんなになってるのに‥‥挿入れられないなんて‥‥っ」
赤く腫れ上がっているであろう私のあそこへ
お兄ちゃんは痛いほどの視線を注いで
苦しそうに呟く。
「や‥‥っ‥‥見ない、で‥‥っ」
いやらしい姿勢をとらされて
またあそこが
じゅんと感じてしまう
お兄ちゃんは苦しげな顔で
思いきったように口を開きかけては
思い直したように黙る。
言葉を探すように
何度も
そして何かを振り切るように
口を開いた。
「萌の処女は奪わないつもりだった‥‥でも‥‥もうここまできたら、奪ったも同然だ‥‥だったら、もう‥‥」
お兄ちゃんは自分に言い聞かせるように呟くと
私の両足から手を離した。
そして腕を交差するようにして
着ていたTシャツを
荒っぽく脱ぎ捨てた。
「‥‥!」
暗闇でもわかる
鍛え上げられた上半身
ほのかな明かりに
綺麗に割れた腹筋が照らし出されて
私の心臓が耳鳴りがするほど
激しく脈打つ。
「もう我慢できないよ‥‥限界だ‥‥」
私は声を出すことも忘れて
ただお兄ちゃんを見上げていた。