
禁断兄妹
第7章 二回目の絶頂
その瞬間
お兄ちゃんが目を見開いた。
頷いた私が信じられないのか
挑むようだった強い瞳が
ぐらりと揺らぐ。
「‥‥萌‥‥っ‥‥なん、で‥‥っ」
お兄ちゃんが呻いた。
「萌のここに、俺のを挿入れるんだよ?それがどういうことか、わかってるのか‥‥っ!?」
挿入れたいと言ったのは
いいだろと言ったのは
お兄ちゃんなのに
何故か苛立ったような口調で
大きく首を振った。
「俺と萌は血が繋がってるんだ、兄妹なんだ‥‥ダメに決まってるだろっ、わかってるのかよ‥‥っ!」
叫ぶように一気にまくし立てて
お兄ちゃんは私の目を見る。
どうして頷いたんだ
どうしてダメだって言わないんだ
そう言いたげな
顔をして
