禁断兄妹
第91章 禁兄 The Final~Love Never Dies~①
言われるままに
胸を張るように後ろに着いた両手
ぎゅっとシーツを握る。
「もっと足を開いてごらん‥‥」
甘い囁きに導かれて
更に足を開いた。
「ああ、すごく濡れて、光ってる。綺麗だ萌」
柊が熱いため息を零す。
「こんなに溢れて‥‥ちゃんと感じてるんだな」
「うん。感じてる、すごく」
「嬉しいな‥‥すごく嬉しいよ‥‥」
「うん‥‥嬉しい‥‥」
微笑みと共に
喜びを分かち合う
こんなに淫らな状況でも
私達にしかわからない神聖な喜びがある
「可愛い、萌。すごく可愛くて、綺麗で、セクシーだ。
‥‥クリトリスが顔を出してるね。真っ赤に熟れて、可愛い」
そして甘い言葉と淫らな視線の愛撫に
息も心も乱されて
「んうっ、はあ、」
「たまらないよ萌‥‥上半身を反らして、もっと腰を突き出すようにしてごらん」
更に熱を帯びた声に狂おしく手を引かれ
柊へ見せつけるように腰を突き出し
真横近くまで両足を広げた時
開き切った花びらに
引きつるような快感が走った。
「‥‥っ!」
「ああ、萌、すごい、奧まで見えるよ‥‥なんて綺麗で、淫らなんだ‥‥」
痺れるような快感は花びらの奥で増幅し
膨れ上がっていく
この感覚には
覚えがある
何度も柊に導かれ
教えてもらった
あの感覚
「柊、私‥‥っ」
「イきそうなんだね、萌」
「うん‥‥イく、はあ、だめ、ああ、イっちゃう、柊」
身体が浮き上がってしまいそうで
後ろについている両手で
繋ぎ止めるように強くシーツを握りしめた。
「見ててあげるから、そのままイってごらん」
「うん、はあ、柊、見てて、はあ、」