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禁断兄妹

第91章 禁兄 The Final~Love Never Dies~①


痛いほどの快感
耐えきれず
柊自身を口から解放した。


「だ、だめ柊、イっちゃうッ」


腰を浮かそうとしたけれど
柊の両手にがっしりと掴まれて
動くことは叶わない


「最高に気持ち良かったよ萌‥‥さあ、イってごらん」


淫らな隙間で柊は息を弾ませながら囁くと
再びクリトリスに吸いつき
私の中へ指を差し込んだ。


「アアーーッ!!」


思わずぴんと背筋を伸ばし
天を仰ぐ。

柊に知り尽くされている身体
指はあの場所をあやまたず狙い
かき出すように刺激する。

一気に絶頂へ駆け上がっていく身体
今にも真白へ放り出されそうになる意識

待って柊
一緒にイきたい

私は夢中で柊自身を口に含み
身体ごと
深く沈み込んだ。


「ウッ、萌っ」


柊自身も声も
中に埋められている指先も震え
私の腰を掴んでいる両手が肌に食い込む。


「離せ萌、やめろ、口の中に出ちまうッ」


出していい

このままイきたい
一緒にイきたい

想いを伝えるように
必死にむしゃぶりついたまま
身体ごと上下させて柊自身をしごいた。


「萌、萌‥‥ッ!!」


切迫した叫びにも似た声を最後に
柊は私と同じようにクリトリスを口に含み
力強く吸いあげた。

あ‥‥

イく‥‥

しがみついていた意識の欠片
ふっと消えて

私の身体はぎゅっと引き締まり
絶頂の高みへと飛んだ。

その瞬間
口の中の柊自身がどくりと質量を増して
放たれた精

命の味が口いっぱいに広がり
溢れて零れた。

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