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禁断兄妹

第13章 ごめん萌


相変わらず可愛い。

俺は萌を可愛いなあと思う時いつも
暖かいような
優しい気持ちになっていた。

でも今日は
変に眩しくて
息苦しい。

恋ね

頭の上のほうで
和虎がニヤついてる気がする。


「じゃあ、行ってくるな。病み上がりなんだから、あんまり無理するなよ」


俺はそう言うと
足早に自分の部屋に戻った。

こんな早朝
行く当てもないけれど
ああ言った手前
とりあえずファミレスでも行くしかない。

バカみたいで
笑える。

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