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禁断兄妹

第14章 地獄への入り口


気がつくと
俺はアスファルトの上で大の字になっていた。


「危ねーぞ!!死にてーのか!!!」


怒声と共に
走り去っていくバイクの音。

轢かれかけたのか

別に
死んでもよかったのに




真っ暗な空

あの日数えきれないほどあった星

今はもう
一つも見えない

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