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禁断兄妹

第3章 告白、そして指で‥‥



頭にタオルをかぶって
Tシャツに下はパジャマ姿のお兄ちゃん

髪を拭きながらリビングにやって来ると
ソファに腰を下ろした。

微かなスプリングの音が
私の胸を苦しくする。

ソファはかなり大きめだから
真ん中に腰かけてる私と
左端に腰かけたお兄ちゃんの間は
一メートルくらい離れてる。

だけど
すごく近く感じる

並んで座ってなんていられない

昨日の
あの夢のような出来事を
思い出しちゃう
から

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