禁断兄妹
第3章 告白、そして指で‥‥
私はつい最近
初めての彼氏ができた。
同じ部活のタカシ先輩。
みんなの憧れの先輩
私もみんなと同じように憧れてたから
付き合って欲しいって言われて
嬉しかった。
一昨日
家まで送ってくれた時に
偶然お兄ちゃんと鉢合わせた。
その時は会釈をしただけで
何も言わなかったのに。
「‥‥あいつと、もうキスした?」
「え‥‥?!」
私は頬が熱くなるのを感じた。
なんでそんなこと聞くの‥‥?
前にお兄ちゃんとお喋りしてた時に
ハツカレもまだだからキスもしたことない
なんて話をしたけど
考えてもみなかった話の展開に
私は頭が混乱して
言葉が出てこない。
「セックスは、したの‥‥?」
「!!」
や、やだ、何それっ‥‥
「お、お兄ちゃんのエッチ!もう離して‥‥っ」
両手でお兄ちゃんの胸を押し返して離れようとするけど
固く回された腕は
ほどけない。