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禁断兄妹

第18章 犯されるって、言えば‥‥?※※柊side※※


「んん、んッ‥‥ッ!」


固く結ばれた唇の中に
抗う声がくぐもる。

歯軋りが聞こえそうなほど
強く噛み合わされた歯

俺は自分の唇で
萌の唇を強引に開くと
歯列をなぞるように
歯茎に舌を這わせた。

その感触に驚いたのか
噛み合わせが弛んだ隙に
俺は萌の口内へと
舌を滑り込ませた。


「‥‥!」


鼻に抜けるような
息を吸い込む音

俺の胸を押し返そうと
開いていた手のひらが
俺のTシャツを握りこむように
ぎゅっと固く閉じる。

苦しげに寄せられた眉根
暴れる身体

全てをねじ伏せるように
逃げ惑う小さな舌を追いかけて
絡めとって
深く
萌を求める。


好きだよ萌

好きだ

この口づけで
わかるだろう

もうどうしようもなく
お前が
好きなんだよ

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