
禁断兄妹
第18章 犯されるって、言えば‥‥?※※柊side※※
顎と舌が疲れるほど長く口づけて
俺はやっと萌の唇を解放した。
熱い吐息を零して
苦しそうに細く目を開けた萌
焦点の定まらない
とろんとした瞳
こんな顔
他の男に見せるなんて耐えられない
もう二度とそんな顔ができないようにしてしまいたくて
俺は口を開いた。
「この先、萌が誰とキスしても、誰とセックスしても、俺を思い出すように‥‥萌の身体に、俺を刻み込むから‥‥」
萌の潤んだ瞳が
驚きと戸惑いを宿して俺に向けられる。
これから先
どんなに好きな男に抱かれても
俺を思い出してしまうようにしてあげる
「覚悟して‥‥」
手加減なんて
しないから
