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禁断兄妹

第21章 同じ世界


勝手に熱くなっていく身体

やだ
もうあがらなきゃ

シャワーを引ったくるように掴んで
髪と身体を洗い流す。

身体が確実に火照っていることを示す
ぬめりを帯びた秘所

流しても
流しても
奥から溢れてくる。


───萌の蜜、甘い‥‥───


耳に焼き付いている
お兄ちゃんが喉を鳴らす音。


「ん‥‥っ」


シャワーの水圧に
花芯が甘く疼きだすのを感じる。


何してるの
だめ
これ以上こんなこと

そう思うのに
私の手はそこへシャワーを当て続ける。


「‥‥はぁ‥‥っ‥‥」


思わず吐息が漏れる。


───自分で触ったこと、ないのか───


「‥‥っ‥‥はぁ‥‥」


本当に
なかった

あの日
初めてあんなことされて

お兄ちゃんに
指で
イかされ、て‥‥っ


「‥‥や、あ‥‥ッ」


無意識にあげた声に我に返った。

私ったら何考えてるの
一人でこんなこと

私は逃げるようにバスルームを後にした。

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