テキストサイズ

禁断兄妹

第26章 君は愛されている


オムライスを食べながら
和虎さんは私の話を色々聞きたがった。

友達のこと
学校のこと
うんうんと頷きながら
とっても楽しそうに聞いてくれる。

こういう話
お兄ちゃんも聞きたがってたな

普通のなんでもない話を
こんな風に嬉しそうに聞いてくれていたことを
思い出す。

お兄ちゃんは
今でもこういう私の話を聞きたいって
思ったりするのかな

もう
しないだろうな

そんな気がする。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ