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禁断兄妹

第27章 俺にとどめを刺せ


「‥‥俺はバカだ‥‥」


俯く私に
お兄ちゃんの小さな呻き声が聞こえた。

顔を上げようとした私の手首に
熱い痛み


「‥‥っ?!」


そのまま強く引かれ
連れ込まれたエントランスの暗がり

次の瞬間
私は
お兄ちゃんの腕の中にいた。

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